Surgical Technique of Rectocele Repair
膣後壁手術
この手術は基本手術のひとつです。この基本手術がただしくおこなわれること、正しく選択されることが大切なのです。IVSなどの高度治療をしなくてもこの基本手術でかなり改善します。

この女性はかなりおおきく膣の後壁が落ちてきています
また膣口がゆるいのです。
(写真はありまsねんが、手術当日には子宮脱になっていました)




このようにきりこみをいれて直腸を露出していきます

なれた女性泌尿器科医ですと、肛門から指をいれて
この直腸の露出とその周囲の剥離をてぎわよくすることができます
この部分は出血がおおいのですが、
私が初心者のころでも100mlぐらい。なれると50mlぐらいでできます

ここで重要なのは、慎重に直腸周囲との関係を理解すること




わたしの場合は、なれていても、性格的に丁寧にしないと
気がすまないので、ビデオのついた肛門鏡をいれて
私の運針で直腸に傷がついていないかどうか
確認することもしばしばです。


そして縫縮していきます
この縫縮をしながら、肛門への緊張感や、膣後壁の緊張感を
さぐります



術後できあがった膣
(肛門括約筋の補修もしております)
まず、全体的に膣のどこからさわっても
よい弾力があります。
適度にかたく、柔らかい感じです
のこっていたよい筋肉をうまく寄せるとこうなります



陰唇をひらいてもあの邪魔な瘤はありませんでした
(なお、写真の方は、手術当日までに子宮脱になったのですが
子宮を温存したい希望にあわせて、膣の手術をしています)


私はペインクリニックもしていますので
膣の周囲の神経がよくわかります
そこで、最後にこの神経のあるところへ追加の麻酔をします
すると、術後痛みを感じることがかなり抑えられます



最後に肛門と膣から指をいれて運動の具合を再確認します
この患者さんは、術後便秘がなおり、直腸に力がはいるようになったそうです







奥井識仁 @ 泌尿器科専門医・指導医(女性泌尿器科専門医)


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