Posterior IVS (Intravaginal Slingplasty)
膣後壁IVS手術
この手術は、米国でさかんにおこなわれており、日本では現在のメッシュを応用しておこなうことができます。そのため、IVSをすすめる病院がでてきています。では、どんな手術かを説明します
わかりやすくいえば、TOTを、おしりの方ですること。つまり、TOTは、尿道を固定したいので、テープを尿道よりやや前に固定しますが、IVSはおしりに固定します。このことで、直腸をささえるのです。
どんな利点があるのか?

? @低侵襲です(からだにやさしい)
  Aおなかをきらなくてすみます(仙骨固定に比較して)
  B出血がすくなくてすみます(仙きょく靭帯固定に比較して)
  C神経損傷の危険がありません(仙きょく靭帯固定に比較して)
  D麻酔が全身麻酔でなくてもできるので、回復が早い



これは通常の膣後壁手術の切開ラインです。

IVSの場合は、この切開ラインから切開して、中にメッシュをあてますが
上記のような追加の切開をくわえてテープで引っ張るのです。
そのため、おしりには2か所5mmの穴をあけます

術前の膀胱瘤と直腸瘤


このように直腸がおおきくでてきます


そこで、IVSの専用メッシュの挿入をします

するとこのように肛門の下のおしりから引張りがはいります

1年後、ほとんど落ちをかんじなくてすみます








奥井識仁 @ 泌尿器科専門医・指導医(女性泌尿器科専門医)