Anterior repair
膣前壁縫縮術
この手術は基本中の基本になります。
この手術を年間安定して何例しているかで、おおよそその施設が安定しているかどうか判断できます。

参考までに、虎ノ門病院泌尿器科小松先生がかかれた本では、前立腺全摘や腎臓摘出では、年間30例をしていないと技術の更新はむずかしいとされ、年間10例以下では技術を維持するのがむずかしいとされています。

おそらく、この手術もおなじことがいえるかもしれません。
私自身も、年間30件以上はまず、このスタンダードですんでいますが、それがあるから特殊な難しいケースでも対応できると思います。


今回のケースは、ごらんのように、膀胱が大きく落ちている人です。


最初に、膣・子宮を引き出して、切り込みをいれます
次に、膣を剥離すると、ほとんど出血することもなく、膀胱が露出します
つぎに、余分な膣の皮を剥離して切り取り縫います
メッシュを使用する場合はここで用います
最後に膣を完全にとじると完成です
これが、手術直後の写真です。はじめの落ちていて時のものとはぜんぜん違います
これが、この方の1年後の写真です。もはや落ちていたことは
わからなくなりました。








奥井識仁 @ 泌尿器科専門医・指導医(女性泌尿器科専門医)